アメリカの大手ハイテク大手のGAFAの決算発表が出揃いましたね。各社とも好調な決算内容でした。
では見ていきましょう。
まずはGoogleから
売上高は前年同時期と比較し、34%増の553.1億ドル。また、純利益は179億ドルで、1.6倍となった。一株あたりでは26.29ドルとなった。また、利益率は30%を超えた。
YouTubeでは、49%増加の60.1億ドルであった。さらに、クラウドサービスに関しては46%増の40.4億ドルであった。
500億ドル規模での自社株買いも発表された。
次はApple。

売上高は、前年同時期に比べおよそ1.5倍の895億ドル。また純利益は、2倍以上の236億ドルとなり、一株あたりの利益は1.4ドルと発表された。
売上高に関しては、1~3月期では過去最大となった。5G対応のiPhone12の売り上げが好調であったことが主な要因となっている。
それに加え、M1チップ搭載のMacやiPadの売り上げ増加も原因の一つとなっている。
また、一株あたりの利益に関しては、0.64ドルから大幅に増えた1.4ドルとなった。
取締役会では、7%の増配が決定され、普通株式1株あたり0.22ドルの配当となる。
次はFacebook。

売上高は、48%増の261億ドル。純利益は95億ドルで、およそ2倍となった。また、一株あたり3.3ドルで、予想を大きく上回った。
Facebookでは、広告事業が好調。平均単価は30%増加し、広告の配信数も12%増加した。
一方で、Appleの最新OSの広告ターゲティングの新機能により、ユーザー行動のトラッキングにユーザーの許可が必要となる。また、規制強化の動きもあるため、今後の収益成長は減速するとの予想もある。
そして最後はAmazon。

売上高は1085億ドルで、前年同時期より43%増という結果となった。また、純利益は81億で、昨年の25億ドルと比べ、およそ3倍以上となった。一株あたりの利益は、15.79ドルであった。
ロックダウンによる通販事業の需要拡大に伴い、ネット通販売上高が529億ドルと、44%の伸びとなった。また、クラウドサービスの売上高は32%増の135億ドルとなった、こちらも好調であった。
有料会員制サービスの、Amazon primeの会員数が全世界で2億人を突破。売上高も、今後6月までの3ヶ月で30%増えると見込んでいる。
以上、それぞれを見てきたが、コロナウイルスの影響によるリモートワークなどに伴い、各社とも好調な決算となった。
2021/04/30



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