今回は米国株ETFについて。以前、ETFと投資信託についてまとめている記事があるので、まだ読んでいない方はそちらもご覧ください
今回は、そんなおすすめのETFについてみていこうと思います。
その前に、ETFの中でもなぜ米国と限定したのか。そこには、米国株ならではの大きな理由があります。
まずは米国株のメリットについてみていきましょう。
- 1株単位での取引が可能
- 値上がりを続けている
- 米ドルでの資産保有ができる
まずは1つ目。
日本株の場合、最低売買単位が100株からという場合が多いです。1株あたり2,000円と手軽に思える株式でも、実際には100株となると200,000円からの取引ですから手を出しにくいですよね。数十万円単位での取引となってしまいますから、尻込みしてしまいますね。
一方で米国株の場合は、1株単位で購入できますから、有名なAppleなどの株式も数万円で買えてしまうのです。資金面で見れば、1/10ほどの値段なのです。
そして2つ目。
米国株は、日本株とは異なり長期的に見ればずっと値上がりしています。詳しくはこちらの記事も参照ください。
そして3つ目。
米国株を購入する際は日本円ではなく米ドルで購入する必要があります。ですから、自然と日本円と米ドルという2つの国のお金で資産を保有している状態になるのです。これは、円の価値が暴落した際などに備えることになるためリスク分散となるのです。
ここまで、米国株のメリットを見てきましたが、ここからは実際にETFについてみていきましょう。
今回は4つのETFを紹介したいと思います。
- VTI(全米)
- VOO(S&P500)
- QQQ(NASDAQ100)
- DIA(ダウ工業平均)
まずは、「VTI」について。正式名称は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。
こちらは、米国株式市場ほぼ全てをカバーする、全米の企業に投資するETFとなっています。大企業などだけではなく、中小企業も含まれていることが大きな特徴です。そのため、かなり安定的なETFとなっています。
主な構成銘柄は次の通り。

次に見ていくのが、「VOO」。こちらの正式名称は、「バンガード・S&P500ETF」です。その名の通り、S&P500の構成銘柄に投資するETFとなります。
構成銘柄は以下の通り。

「VTI」と「VOO」で上位10銘柄は全く同じです。しかしながら、「VTI」はの方が銘柄数が多いので必然と保有率が下がっているのです。
次に見るのが「QQQ」。こちらの正式名称は、「インベスコQQQトラスト・シリーズ1ETF」。
こちらはNASDAQ100に連動するETFとなっており、上位10銘柄を見るとわかるように大手IT企業への投資ができるETFとなっています。

そして、NASDAQ100に連動するETFの中では手数料が安いというのがこのETFのメリットでもあります。
そして最後が「DIA」。こちらは「SPDRダウ工業株平均ETF」で、100年以上続く米国で最も古い指標であるNYダウに連動するETFとなっています。 S&P500と同程度のリターンを実現しているのも魅力的です。
ここまで、4つのETFについてみてきました。アメリカの指標に連動するETFを中心に紹介しました。
この他にも連続増配を中心としたETFなどもあります。
今回は紹介しませんが気になる方はぜひ調べてみてくださいね!
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