バークシャー・ハサウェイは、ウォーレン・バフェット氏が率いる世界最大の投資会社として有名です。
その決算が4月30日に発表されました。詳しく見ていきましょう。
【キーポイント】
・売上高:646億ドル
・純利益:117億ドル
・一株あたり利益:5.09ドル←市場予測(2.55ドル)を大幅に上回る
・現金保有率を上げている
まずは売上高から見ていきましょう。市場予測では、634.1億ドルであり、これを上回る結果となりました。
また、昨年同時期には新型コロナウイルスによるコロナショックがあったために、株価が下落。これにより、490億ドルを超える赤字であったが、今期は回復し118億ドルとなった。これにより、一株あたり利益は5.09ドルと市場予測の2.55ドルを大幅に上回る結果となった。

そして注目すべきは、株式の売越し。1-3月(第一四半期)で5年で2番目の水準となっている。さらに、自社株買いのペースを鈍らせることも明らかとなっている。
これにより、現金保有率が前期末比で5.2%も増え、過去最大に近い額となっている。CEOのウォーレン・バフェット氏が、株式に慎重な姿勢を示していることが窺える。
今後の展望が見逃せない。
2021/05/02
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