今回は気になる記事を読み込もうと思います。後ほど紹介するサイトをまとめたものになりますので、時間がない方や、英語を読むのが苦手な方はぜひ参考にしてみてください。
元の記事はこちら↓
https://www.cnbc.com/2021/05/07/chip-shortage-is-starting-to-have-major-real-world-consequences.html
キーポイント
- 技術の進歩により、さまざまな製品に半導体チップが使用されるようになった。
- 需要が供給を追い抜き、もはや自動車メーカーだけが危機を感じているわけではない。
- 多くの企業(特に制裁措置を受けた中国の企業)は、需要の高いチップの備蓄を増やしていることが他の企業にとってチップを手に入れるのをさらに難しくしている。
世界的な不足に陥っている半導体チップ。

中国ハイテク企業に対する様々な制裁措置も、この問題に拍車をかけています。
さらに、5G対応のスマートフォンの普及や、新型コロナウイルスの影響での急激なパソコンの需要増加なども、こうした半導体チップの生産に影響を与えているとされている。
米Appleも、半導体不足が及ぼす影響について警告をしているほどだ。
半導体チップは、技術の進歩につれ、身近にある様々な機械に使用されるようになってきています。
この半導体不足で特に最悪の影響を受けているのが自動車メーカー。
自動車は、エンジンのコンピューター管理から運転アシストまでほぼ全てで半導体を使用することもあるため、影響を直に受けています。
一部の自動車メーカーでは、ハイエンド機能を一部省略しているそう。日産や他の自動車メーカーでも、半導体不足により自動車の機能の一部を省略したりしているそうです。
このような自動車への影響は、巡り巡ってレンタカー業界にも影響を及ぼしているみたいです。
新車を大量購入し、それをレンタカーとして貸し出すことにより利益を出していた企業も、中古車に頼らざるを得なくなったとも報じられているそうです。新車が容易に手に入らなくなったことが、レンタカー業界にも打撃を与えているようです。
こうした半導体不足に対し、半導体の製造企業も増産体制を進めているが、長くて3年、おそらく2022年にまで影響が続くことは避けられないのではないかとの見方が強い。
この問題の一因に、工場を作るのには莫大なコストがかかってしまうことが挙げられる。また、単に設備拡張だけでもかなりの時間を要し、品質の問題面から見ても、操業までに1年はかかるとされている。
そのため、短期的な問題ではなく、長期的な問題として捉えていかなければならない。
アメリカのバイデン大統領は、半導体製造業の増強のため370億ドルの予算化を議会に対して求めています。
また、アメリカでは、米インテルをはじめとし、4ヶ所で工場の建設が予定されています。
今後、日常生活に具体的な影響が出てきた時に、株価にどのような影響が出るのか見逃せませんね。
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