2021年1Qの決算が発表されました。
コロナショックからの目を見張るような回復を見せたテスラですが、決算の方はどうでしょうか。
忙しい方は要約をどうぞ
- 収益は103.9億ドルで純利益は4.38億ドル(四半期)→昨年同時期より74%アップ
- 1株あたり利益は93セント(予想では79セント)
- ビットコインによる利益は1.01億ドル
ここから詳しくみていきましょう。
まず、売上高(Total revenues)は103.9億ドルで、純利益(Net income attribute to common stockholders(GAAP))は過去最大の4.38億ドル。7四半期連続での黒字となった。

ここで気になるのが、「Regulatory Credits」です。アメリカにおいて、自動車メーカーはゼロエミッションの車を一定の割合で販売することが義務化されています。販売が規定未到達だと、違反金を支払うか他のメーカーからクレジットを購入しなければなりません。
テスラは、EVのみの販売であるため、クレジットを販売する立場にあります。今期、その収入が5.18億ドルあるため、もしクレジット売却がなかった場合、最終的に赤字となっていた場合もある。
さらに、2020年でエネルギー事業の収益(4)が低下した際、イーロン・マスク氏は「コロナの影響」としたが、今期においても収益が低下した。
以下に決算書を示す。興味がある方は、公式サイトよりみてみるのもいいかもしれない。

今回の決算では、最終的には黒字となったものの、ビットコインの売却益やクレジット売却がなかった場合には、赤字となっていたためか、株価の大きな変動はなかった。
2021/04/26の終値は$719.90で前日比▲9.38(1.29%)であった。
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