「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
この言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
愚者でもないが賢者でもない。そんな「凡人」の僕はどうすればいいのか?「賢者」に学べばいいのではないでしょうか。
ここまでは誰もが思いつくことだとは思いますが、行動にうつしているのはごくわずかだったりします。
僕が「賢者」として尊敬しているのは、投資の世界で知らない人はいないウォーレン・バフェット氏です。
彼の投資のルールは、知っている方も多いとは思います。
- ゆっくり金持ちになりたい人はいない
- 自分に理解できないビジネスに投資しない
- 有名な騎手も名馬に乗れば勝てるが、骨折した駄馬に乗っては勝てない
- 価格はあなたが払うもの。価値はあなたが得るもの
- 他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲に
これ、実は当たり前に見えてとても難しいことだと思います。
目次
ゆっくり金持ちになりたい人はいない
資産を早く形成したがために、投機に走ってしまい損をしてしまう。これはさまざまな方が言っていることでもありますよね。
投機ですから、ギャンブルみたいなものです。すなわちそれだけ損をする確率が上がってしまうことに繋がります。
ゆっくり時間をかけて「複利」の効果を最大限活用することこそが、お金持ちになるための近道だということですね。まさに「急がば回れ」。
自分に理解できないビジネスに投資しない
そして、自分に理解できないビジネスには投資しない。
なんとなく儲かりそうという気持ちで投資をすると、大失敗してしまう恐れがあるということですね。
バフェット氏は、仮想通貨に投資はしないと明言しています。
それは、彼にとって理解できる投資対象ではないからだそう。流行に乗って投資をしないという彼の強い意志が感じられますね。
有名な騎手も名馬に乗れば勝てるが、骨折した駄馬に乗っては勝てない
どんなに優秀な経営者がいる会社でも、会社自体が傾いてしまっていては意味がありません。ですから、経営者とともにしっかり企業分析をすることも必要になってきますね。
経営者を見て投資判断をすることももちろん大切です。
しかし、どんなに優秀な経営者がいても倒産寸前では投資する価値がないということはしっかり覚えておきましょう。
価格はあなたが払うもの。価値はあなたが得るもの
そして4つ目。
我々投資家は、ついつい「株価」に囚われてしまいます。株価は、ここでの「価値」に当たります。「株価」に囚われている限り、暴落の時などは精神的にきついですよね。ですが、その企業が持つ「価値」自体をしっかり理解していれば、冷静に分析することができますね。
さらに、価値自体は下がっていない会社が市場の混乱で安い株価となっていれば、絶好の「買い時」となるわけです。
他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲に
最後に5つ目です。
2008年にリーマンショックが起こりました。世界中が恐怖に包まれる中、大勢の投資家が焦って売り、大きな損失を出しています。
こんな状況でこそ、冷静に市場を分析し、破格の値段で株式を購入すれば、株価が回復した際に大きなリターンを得ることができます。実際にバフェットも、破格の値段で様々な企業の株式を取得し、市場の回復とともに莫大な利益を出しています。
もちろん、市場が混乱している中ではそんな冷静な判断はなかなかできるものではありません。ですが、ピンチはチャンスということを忘れないようにしましょう。
株式市場の100年を振り返ると、暴落は何度も経験していますがその都度、暴以前の水準を上回る価格にまで回復しています(米国の株式市場の場合)。ですから、「損をする方が難しい株式の取引で、焦った売買を行うから損をするのだ」と、バフェット自身も言うのです。
実際のダウ平均株価の推移がこちら。

繰り返しになりますが、市場が混乱している時こそ冷静に、ですね。
最後となりますが、みなさん、5つのルールをしっかり守りましょう。もちろん、この5つのルールでなくても構いません。
ですが、投資は自分との戦いでもあります。自分で決めたルールさえ守れないようでは、投資によって利益を出していくのは難しい。
僕は投資を始めてまだ期間は短いですが、今のところ大きな損失もないどころか出来過ぎな成績です。
利益を出し続けることは絶対に難しい。無理と言っても過言ではありません。プロですらそうなのですから、僕のような素人にとっては尚更です。しかし、最小限の損失で抑えることは可能だと思っています。
みなさんは自分で決めたルールはありますか?または、参考にしている誰かのルールはありますか?
自分で決めることができないのであれば、まずは真似してみるのがいいかもしれません。
「投資」と「投機」をしっかりと区別して、堅実に資産形成を頑張っていけるといいですね。これをできるときこそが、投資家として初心者を抜け出すタイミングだと思っています。
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